【臨床で起きる模型の寸法変化】らぼらぼ通信 Vol.58

◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆◇

 

【臨床で起きる模型の寸法変化】

 

 らぼらぼ通信 Vol.58 2017.5.30

 

◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆◇

 

 

こんにちは、佐野です。

 

これまでにアルジネート印象材の寸法変化をご紹介してきました。

簡易実験でシリコーン印象材の優位性がありそうなのもご紹介しました。

http://ddrc-1.com/raborabo57/

 

さて、今回はここで一つ臨床事例を出してみましょう。

 

佐野は臨床と経営の発展のために、

歯科医院だけでなく、歯科技工所でも研修やコンサルティングを行っています。

 

これは佐野が関わった歯科技工所さんでの事例です。

 

ハイブリットレジンインレー(自費)で再製作になったケース。

自費ということでシリコーン印象です。

 

シリコーン印象で進めたのに不適合となりました。

もう一度印象して、ラボには「不適合だから作り直して!」という指示です。

よくある話…

 

そしてそこに居合わせた佐野。

さっそく作り直そうとしていた若手歯科技工士。

 

えらいですね…

「でもちょっと待って! 今作っちゃダメ!」

 

一刻も早く作り直したい気持ち、

早く終わらせて次の作業に向かいたい気持ち、

はやる気持ちはわかるのですが、ここは一呼吸。

 

 

すぅー

 

はぁーー

 

すぅー

 

はぁーーー

 

すぅー

 

はぁーーーーーー

 

 

心が落ち着いたところで考えてみましょう。

 

 

なぜ再製作なのだろう?

 ・

 ・

 ・

 

作業でミスした心当たりはある?

 ・

 ・

 ・

 

ないとは思うけど、あるかも?

 ・

 ・

 ・

 

正直なところよくわからない!?

 ・

 ・

 ・

 

そんなとき、やることがあります。

 

それは「検証」です。

なぜ再製作になったのか、きちんと検証することからはじめます。

 

この検証ができないと同じ事を繰り返してしまいますからね。

それこそ時間とお金と労力の無駄遣い。

 

車でもなんでも事故が起きたら、必ず現場検証しますよね。

 

現場検証は事故の原因を見つけ出して、責任の所在を明らかにする目的もありますが、

もっと大きな視点で、

例えば道に死角はなかったか? → ミラーや標識の設置

ドライバーの労働環境に問題はなかったか? → 労働法の整備

といった社会をよりよくする目的もあります。

 

だから、補綴物の再製作を検証することは世の中のためでもあるんです(^^)

 

 

さて、補綴物における検証ですが、

ここではそんなに難しいことはしません。

 

単純に、再製作となった模型と再印象された模型、

二つの模型を同一方向から一定倍率で撮るだけです。

 

そして観察します。

58-1 Old

↑これは再製作になった模型

 

58-2 New

↑これはあらたに再印象された模型

 

違いがわかりますか?

 

えっ、わかりにくい??

 

ではこうしたらどうですか?

 

58-3

 

そう、違いがわかりましたね。

 

見たらわかる。

 

そのまま作業していたら一生わからない。

 

 

シリコーン印象でも変形は起きるんです。

 

なぜ変形が起きるのか、要因はたくさんありますが、

まずは事実を切り取って見る。

 

これが大切なんです。

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

◆ 編集後記

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

文献発表やらぼらぼ通信を通じて、いろいろと質問をいただいています。

ありがとうございます。

 

「アルジネート印象とシリコーン印象の臨床的な使い分けは?」

「技工物の適合が甘いけど、なにが問題?」

「再製作の多い歯科医院にどう対応したらいいの?」

「どうしたら調整のないクラウンを作ることができるの?」

「チェアとラボでどんなコミュニケーションをとっているの?」

 

などなど。

テキストでは伝えきれないこと、公には発表しにくいこともたくさんあるので、

直接お伝えするセミナーを行うことにしました。

 

このメルマガで書いている“臨床あるある”をテーマに、

実際の臨床例を通じてお話ししていきます。

 

臨床的な内容だけでなく、

実際の臨床現場で起きる“コミュニケーションあるある”や

佐野の独自の活動などをお伝えすることで、新たな視点もお伝えしたいと考えています。

 

詳細はあらためてお知らせします♪

 

 

◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆◇

【発行者】

 株式会社ラボコミュニケーションズ

 代表取締役 佐野 隆一

 

【会社概要】 http://www.ddrc-1.com/

 助成金対応-歯科医院スタッフ研修プログラム- 2017年募集開始

 http://ddrc-1.com/training-program-2017/

 

 ご意見・お問い合わせはこちらから

 info@ddrc-1.com

 

 著作権は株式会社ラボコミュニケーションズに帰属します。

 テキストや写真の転載、引用の際は、事前に当社までご連絡ください。

 

◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆◇

 

らぼらぼ通信は、当社顧客の皆様

メールマガジンにお申込み頂いた皆様

資料をご請求いただいた皆様

名刺交換をさせていただいた皆様にお送りしています。

 

——————————————-

 

本メールマガジンの情報がお役に立つ方がいらしたら共有してください。

▼らぼらぼ通信 登録はこちら

https://form.maildeliver.jp/fm/mailUserExt/showRegisterForm?gpid=rMaRcOHHE2Tl2YhYIa022

 

▼らぼらぼ通信 登録解除はこちら

https://form.maildeliver.jp/fm/mailUserExt/showUnregisterForm?gpid=rMaRcOHHE2Tl2YhYIa022

0 コメント

メッセージを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*

©2017 Rabo Communications Corporation. All Rights Reserved.

ユーザー名とパスワードでログイン

ログイン情報を忘れましたか?

お問合せ