再製になると、なぜ再製になったか検証します。
そうした検証結果を論文にしたり、書籍にしたりしてきたのですが、書く数が多くなるにつれ、ネタが被ってきました(あえて、なところもあるのですが)
もちろん今でも検証してます。せっかくなので、ここで最近の検証をあげたいと思います。
ケースは3本支台の4本メタボンブリッジです。
右下6はヘミセクションですね。
2本ずつフレームを作って、口腔内固定の予定でしたが、かたつくということで67カット。
6のみが不適合であることがわかりました。
探針がひっかかるのではなく、探針がはまり込むというレベルということです。
つまり、明らかに浮いている!
ということで、57フレームをピックアップ印象しつつ、6を再印象してもらいました
で、6だけフレーム作りなおして、最初の模型に戻してみると…
おお、明らかに浮いている!
ここで、口腔内と同じような状況を再現できたわけですね。
とりあえずこの時点で、6だけ印象が大きく変形していたことがわかりました。
さて、問題は、なぜこうしたことが起きたのか?
ここからは推測になってくるのですが…
皆さんならどう考えますか??
ここを考察して、チェアサイドに提案できることが、歯科技工士の価値の一つだと思っています。