自然界にあるデザインを見る視点

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『流れとかたち 万物のデザインを決める新たな物理法則』
エイドリアン・べジャン&J・ペダー・ゼイン

 

・自然界で目にするデザインは偶然の所産ではない。

・(稲妻や河川流域、毛細血管や神経細胞など)この樹状パターンが自然界のいたるところで現れるのは、一点から一領域への流れや一領域から一点への流れを促進するためには、これが効果的なデザインだからだ。

・単細胞生物から魚類、鳥類、人類まで、さまざまな種が現れるというのも、地表での動物の質量をより良く、より効果的に流動させる物語だ。

 

この流動デザインをコンストラクタル法則として、私たちの文化や経済にも当てはめていきます。
 

・たとえば科学は、知識という自らの流れを組織して広めるために、科学法則や学校、信奉者、図書館、定期刊行物、書物といった現実の流路を生み出す。

・経済の流路も時とともに統合性を増し、しだいに流れやすくなると考えるべきだろう。実際、そうなってきており、私たちはそれを「国際化」と呼ぶ。

・文化は、地表にすべて重ね合わせた生物・無生物両方の脈管構造のタペストリーと同じ種類のデザインだ。

 

こうした展開で、日常の見るもの触れるものに、新たな視点を与えてくれます。

 

・生きているとはすなわち、流れ続けること、形を変え続けることなのだ。

・変化する能力を欠いた融通の利かない統治機関は、流れを妨げる避けようもない抵抗形態の一つの表れにすぎない。

・優れたアイデアは移動し、伝わり続ける。流れやすい配置は既存の配置に取ってかわる。それが生命だ。それが私たちの歴史だ。そして、それこそが未来なのだ。


 

この流れをみていくと、自分がどこに位置しているのか?

今後の業界はどうなっていくのか?

大きな視点で考えるきっかけになります。

 

歯科業界で言うなら、効率的で大量生産に向くデジタルという流れは本流になってきます。

でも、全ての臨床がそれだけで完結することはなく、様々な臨床に対応するにはアナログも必要です。

これは決して効率的ではありませんが、支流として、社会の隅々まで臨床を提供する流れの一部となります。

 

しかし、支流は本流に接していないと枯れる…

ということは、何らかの形で臨床にデジタルを組み込み、新たな流れを構築することが必要になります。

 

本流と支流の関係は、大動脈と毛細血管の関係とも捉えられます。

世の中にあるデザインをこうした視点で見ると面白いですね。

 

カール・ブロスフェルトの植物写真を思い出しました。

 

 

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